アルスの果てへ
お久しぶりです。劇団ストロベリーフレーバー主宰の仲保樹です。
ホームページはまだ『コドポリーとレムレル』仕様になっていますが、そのうち変わりますのでお待ちください。
第2回公演の稽古が昨日から始まりました。お察しの方もいらっしゃるかと思いますが、今作は中々すごいことになっています。詳細をお楽しみに。
(人が多い時に撮り忘れたのを悔やみつつ1枚)
今作について少し前語りをしましょう。
タイトルは、
『演劇実験棟 アルス・ゼロ』
という「演劇実験棟」は百歩譲って分かるとしても「アルス・ゼロ」て何やねん、な感じに仕上がっております。
今まで積み上げてきたもの、積み上げることができなかったもの、積み上げるほど持っていないもの、得られなかったもの……それらが収束した先にあったのが演劇実験棟です。今からこの場所で、本懐を導くための演劇実験を始めていきます。
私が『コドポリーとレムレル』を終えて、その物語の外にあった言葉と、崖下から聴こえた声と、そして盲目の偏光とを腹の内に収めた先にこの物語は生まれました。
今なお聴こえる、聴こえなくて済むはずだった溜息。無知の知の鞭が空を切る音。私だけが分かっていればいい約束。それらを全て反射するのが演劇実験棟に流れるサイレンです。
来年2月22日と23日、難波サザンシアターでお待ちしております。
もっと面白いものを作って、私はここへ「還って」いくのです。
……で、
「アルス・ゼロ」って何だよ。
(仲保樹)
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