過去より遠くキミは居て
仲保です。
本番前最後の稽古を終え、そして場当たりまで終えてきました。
「何事も何となく何とでもなる」というのはきっと本当です。
本番までお楽しみに。
(なんかいい感じの写真)
この物語の稽古が始まったのは5月でした。気づいたら終わりがいよいよ眼前に迫ってきました。4ヶ月という時間は長くて早いものです。
稽古はあっという間にやって来てそして過ぎ去っていきました。過去とは過ぎ去るものではないとしても。
時間には誰も勝てない。勝てないなりに過去に勝ちたくて、だけど信じ切ることもできなくて。それでも終わらせるしかなくて。
終わりがあれば始まりがある。
各々、次の始まりを見据えて終わりを見下ろしていく。そして今しかない時間を駆けていく。
では過去は? 遠い遠い過去は?
過去になれなかった今と、未来になれなかったあの夜は?
……その時、あの声が聞こえた。
「楽しい時間は早く過ぎるでしょ?」
(仲保樹)
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