夏の終わりとイチゴの匂い

なーつのおーわーりー なーつのおーわーりーにはー
……あ、すいません。終わりゆく夏休みの喪失感から身を守る為についつい歌ってしまいました。

屋内から出た瞬間、「夏が終わる匂い」を感じて何だか切ない気分になります。
ちなみにこの夏が終わる匂いという言い回しは演出が言ってたんですが、とても詩的な表現ですね。

匂いといえば、僕は記憶と嗅覚が繋がってまして懐かしい匂いがふと蘇ることがあるんです。
幼少期に乗っていた車の革の匂いとか、遊んでいた気がする埃っぽいグラウンドの匂いとか……変な匂いばかり覚えてるんですが、その度にノスタルジックな気分になります。

もう何ヶ月も稽古で同じ公民館を使っていると、段々とその匂いが記憶に染み付いてきます。今から2週間ほど経てばもう全てが終わっていて、あの稽古場へ行く事も無くなるのでしょう。

経験の引き出しが多ければ多いほどいい演技が出来ると聞いたことがあります。一体僕はこれから演劇を通じて幾つの匂いを覚えられるのか、少し楽しみです。

それでは、ポーゼでした。
 (ポーゼ)

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